20180215:THE ORAL CIGARETTES

2017年6月16日、日本武道館のステージで大阪城ホールワンマンが発表されたときの割れるような歓声がまだ頭から離れなくて、

まだ遠い先のことだと思っていたのがあっという間にその日になってしまった。

 

会場に入った瞬間からただのライヴじゃないのは充分わかったけど、今までに観たことのないようなエンターテインメントを観せられた。

 

それでも彼らが歌うのは人間の闇の部分を全面に出した曲で、彼らが伝えるのは暗闇の中にも必ず一筋の光があるということだった。いつだって悔しさをバネにして乗り越えてきた彼らだから歌える曲だった。"楽しい"だけじゃなくて、深く自分と向き合うことや暗い部分にも目を向けること、そしてそれを知ることを正面から伝えてくれる。たくさんの若手バンドがいる中で、これほどストレートにメッセージを伝えることができるのはオーラルだけなんじゃないかと思った。

会いたい人には会いに行く、伝えたいことはちゃんと伝える。楽な道を歩くより苦しいしんどい道を歩くほうがきっと自分の強さになる。それらを自ら示してくれる彼らの生き方はずっと私の憧れだ。

 

ここまで辿り着くのにどれほどの苦労があったか、またどれだけ多くの人に支えられてここまで来れたかについて話し何度も感謝を伝える姿に、彼らが1歩ずつ階段を登ってきた成果が見えるようだった。

 

大阪城ホールで、メジャーデビューシングルで私がオーラルのことをちゃんと知るきっかけになった曲の「起死回生STORY」で金テープが舞うのを見るなんて、こんな日がくるなんて思ってもいなかった。

 

彼らならこれからももっと進化しながら進んでいけるし、新しい時代を創っていける。「ReI」のような曲でメッセージを発信し続けるのも彼らだから出来ることだ。

これからもついて行きたい、追いつけるように前に進んでいきたいと心から思えた日だった。

今日の彼らは世界一かっこよかったよ。ありがとう。

 

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